DOOR

ソトとナカのモノやコト

木ねじの頭をダボで隠してDIYをレベルアップ。細かな方法や、必要な道具も紹介。

DIYをちょこちょこしていますが、素人なりに感じたことは、時間をかければかける程イイものが出来上がるということ。

ただ、家族がいるとなかなか時間が取れないのも現実。

そこで、少しの手間、時間でDIY作品が見違える費用対効果の高い技術を紹介したいと思います。

今回紹介したいのは、 ダボの使い方。

なかでも、木ねじの頭をダボで隠す方法を紹介したいと思います。

f:id:kirinjiboy:20200505211627j:plain

左はそのままですが、右はダボで隠してあります

 

このように目立つ木ねじの頭を隠すことが出来ます。

細かいことですが、結構見た目が変わりますよ。

 

 

はじめに

ダボとは、木材同士をつなげる木の棒のことです。

使いふるしたダボです


繋げたい場所の穴をあけてはめ込み、木材同士を組むのはもちろん、細かい板を繋げて、大きな板にするなどの使い方もあります。

このまま押し込めば一枚の板にも

 

ただ、このダボ継ぎは結構面倒。

木材同士をダボのみで接合する方法だと、間違ったときの取り返しがつかないこともありますし、またそれなりに道具も必要です。

最後に使ったのはいつだったか…


その点、木ねじで木材を繋げて、その木ねじの頭を隠す方法だと、ある程度のやり直しも可能で、しかも簡単です。

 

 

必要な道具

電動ドライバー

電動ドライバーは、木ねじを打ち込むときはもちろん、木工用ドリルで下穴を空けるときにも使います。

私のおススメは実際にも使っている、リョービの電動ドライバーです。

 

 

木工用ドリル 

ダボと同じ大きさのドリル径でいいです。

なるべく小さい方がダボが目立たないので、 出来るだけ細いダボとドリル径をおススメします。

私のおすすめは6mmです。

 

 

スリムねじ

ネジには様々な種類がありますが、スリムビスや木割れ防止ビスと呼ばれるものがおススメ。

比較的薄い板や、割れやすい端の方でも板が割れるのを防止してくれます。

コーススレッドと呼ばれる似たようなビスもありますが、木割れを防ぐ仕様にはなっていないのでおススメしません。

長さや太さに注意して購入して下さい。

 

 

ダボ

ダボも様々ですが、先ほどの木工用ドリルで書いたことと同じように、細く、また同じサイズにして下さい。

ちなみに私は6mmを使っています。

 

 

ライフソークラフト

埋めた後のダボを切り落とす為の鋸です。

普通の鋸よりも、たわませることが出来るので、板に刃を押し付けてスレスレで切り落とすことが出来ます。

 

 

木工用ボンド

木工用ボンドはダボ穴を埋めるときに使います。

「速乾性」と「普通」がありますが、今回はどちらでも構いません。

ただ、これから揃える場合は「普通」の方が良いです。

作業中にいつの間にか乾いてしまって困るということが防げます。

 

 

サンドペーパー #400番

紙やすりは、ダボを鋸で切り取ったあとの段差を解消するときに使います。

 

 

 

ねじの頭をダボで隠す方法

下穴を空ける

スリムねじを打つ前に、ダボ用の下穴を開けます。

まずは場所を決めて、それから少しへこませるように印をつけます。

ポンチがあればいいですが、釘や桐、ドライバーの先でも良いです。

ドリルの入り方が安定します。

このポンチで少し跡をつけます

 

また、木工用ドリルにも印を付けておくことで、深く掘りすぎることを予防できます。

こんなラフな感じで十分です

 

そして、マスキングテープを頼りに穴を空けましょう。

こんな感じで穴をあけます

 

スリムねじを打ってダボを嵌める

下穴をあけたら、スリムねじを打ちます。

ある程度、深さに余裕がないとダボが入らないので注意してください。

ねじの頭はしっかり奥まで

 

そして、穴にダボを入れます。

ボンドが少しはみ出るくらいがいいです

私はボンドを使いますが、正直、ボンドを使わない方が間違った場合のやり直しがしやすいです。

ただ、ボンドを使って場合でもやり直しが出来ない訳ではないので、私はボンドを使っています。

ちなみにボンドを使ったほうが仕上がりは奇麗です。

ここはお任せします。

この後は、一晩乾かします。

 

ライフソーでダボを切り落とす

このライフソーをたわませて木材に押し付けることで、板スレスレにダボの頭を切ることが出来ます。

押し付けながら切ります

普通に切れば、板を傷つけることもありません。

ただ、心配な方は木材とライフソーの間に紙を挟んであげるといいです。

 

そして、このように奇麗に切れました。

ヤスリをかけると目立たなくなります

このままでもいいですが、最後に400番のヤスリをかけてあげるとより奇麗になります。

 

完成

スリムねじの頭が見えるのも作品によっては味になりますが、流石に何か所もあるとうるさく感じてしまいます。

だからこそ、ダボでねじの頭を隠すことは重要です。

自己満足も多少あります

こうやって見ると、かなり違いを感じるのでやっぱり大事なことです。

 

 

まとめ

難しかったり、手間がかかったりすると思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

初めてでも簡単だし、馴れれば馴れるほど手間も感じなくなります。

少しの手間でDIYの出来栄えが見違えるので、おススメします。