DOOR

ソトとナカのモノやコト

見せる収納におススメ。リンゴ箱の進化版となる、木製アンモボックスをDIY。

 

先日、コチラの記事でも書いたように、リンゴ箱をDIYしました。

最初のうちは気に入ってましたが、見れば見る程思ってたんと違う…。

何かしらの箱で収納するというのは好きなんですが、このリンゴ箱は違ったみたい…。

早速、別な箱を作ろうと思って色々と調べてみました。

そして、たどり着いたのは木製のアンモボックス。

アンモボックスとは弾丸を入れる為の軍用箱のようです。

色々な画像が検索されましたが、特に気に入ったのを作ってみました。

f:id:kirinjiboy:20200505194928j:plain
f:id:kirinjiboy:20200505194630j:plain
蓋があって、取り外せます

 

f:id:kirinjiboy:20200527080918j:plain

横はこんな感じ

 

f:id:kirinjiboy:20200508082451j:plain

こんな感じで使ってます

前回のリンゴ箱よりも、少し凝った作りになってます。 

 

 

はじめに

前回のリンゴ箱と、今回のアンモボックスで違うのは、蓋があるかどうかというところが一番大きいと思います。

リンゴ箱をはじめとする、いわゆる見せる収納は、成立すればカッコいいですが、成立させるのが大変。

そこである程度は隠せるようにと、蓋つきの箱を検索したところ、アンモボックスに辿り着きました。

早速、SketchUpで図面を書いてみました。 

f:id:kirinjiboy:20200527075704j:plain

こんな感じです

ちなみに、SketchUpの使い方はコチラの記事をご覧になって下さい。

箱のアイデアは検索結果に出てきた画像をもとにしていますが、サイズ感は自己流なので、ちょっと不安です…。

 

 

必要な道具

電動ドライバー

スリムねじをうつときや、ダボ穴をあけるために必要です。

私も使っているリョービの電動ドライバーがおススメです。

 

 

木工用ドリル

スリムねじの頭をダボで隠しますが、その為の下穴をあける為に必要です。

ドリルと、ダボの直径は同じになるようにお願いします。

 

 

スリムねじ

スリムねじで木材を繋げていきます。

コーススレッドではなくて、木割れを防止してくれるスリムねじをおススメします。

 

 

ダボ

スリムねじの頭を隠すためのダボです。

木工用ドリルの直径と同じになるようにお願いします。

 

 

ライフソークラフト

余分なダボを切り取るための鋸です。

 

 

木工用ボンド

速乾だと乾きが早すぎて困ることがあるので、普通の木工用ボンドをおススメします。

 

 

サンドペーパー

ダボ穴や、木材全体の仕上げに使います。

240番と400番があればいいでしょう。

 

 

その他

ここからは、必ずしも必要ではありません。

ただ、あったほうが出来栄えは良くなります。

 

ブライワックス

ワックスを塗らなくても良いですが、塗った方がより完成度は上がります。

 

 

隠し釘

木箱のこの部分に使います。

f:id:kirinjiboy:20200526082008j:plain

この青い線で囲んだところです

ただ、木工用ボンドでもそれなりに頑丈なので、木工用ボンドだけでもいいかも。

 

トンカチ

隠し釘を打つときに使います。

 

 

必要な材料

木材

材料は、18㎜厚のレッドパイン集成材というものを使用しました。

レッドパインとは赤松のことですね。

ちなみに、購入したのはビバホームというホームセンターです。

よくある、パイン集成材よりも色に深みがあります。

 

<箱の寸法>

840㎜×400㎜を2枚。

340㎜×400㎜を2枚。

840㎜×376㎜を1枚。

340㎜×46㎜を2本。

372㎜×46㎜を4本。

 

<蓋の寸法>

804㎜×376㎜を1枚。

350㎜×46㎜を2本。

 

 

金属パーツ

これはお好みでも良いかもしれません。

ちなみに、蓋を止める為にとりあえずこのようなパッチン錠を使用していますが、納得出来ていません

f:id:kirinjiboy:20200527080025j:plain
f:id:kirinjiboy:20200526082359j:plain
モノタロウで買いました


 

スウェーデン軍の木箱の作り方

ドリルでダボ用の穴をあける

組み立てにはスリムネジを使用しますが、その頭を隠すために、下穴を開けて、それからダボをはめます。

そうすることで、スリムねじの頭を隠すことが出来ます。

詳しい方法はコチラの記事で紹介しています。

 

穴をあける場所は、裏側を6か所

f:id:kirinjiboy:20200527080618j:plain

青いマーカーです

 

横を6か所ずつの、12か所です。

f:id:kirinjiboy:20200525080302j:plain

この部分です

箱を作る時のイメージを大事にして、穴をあける場所を間違えないようにしましょう。

 

ボンドを塗って、スリムねじを打つ

まずは木工用ボンドを塗ります。

その後、事前にあけた下穴の通りにスリムねじを打って木材を組んでいきます。

f:id:kirinjiboy:20200525080443j:plain

これぐらい頭が埋まればいいです

 

スリムねじの頭を隠す

スリムねじの頭を隠すように、ダボを一本一本いれていきます。

ボンドを使ったほうがいいです。

f:id:kirinjiboy:20200525080624j:plain

ちょっとはみ出るぐらいがいいです

 

一晩乾かして、ダボを切る

一晩乾かして、ダボを切っていきます。

ダボを切ったあとはヤスリをかけるとより奇麗になりますよ。 

f:id:kirinjiboy:20200525080815j:plain

押し付けるように切ります

 

補強材のような木片をつける

木片をつけていきます。

これは蓋を固定するときに必要な構造です。

木片をつけていきます。ボンドはもちろんですが、隠し釘を打てればより強度は増します。

f:id:kirinjiboy:20200525081223j:plain
f:id:kirinjiboy:20200525081524j:plain
こんな感じになります

 

金属パーツをつける

中心部に来るように、金属の取手をつけます。

f:id:kirinjiboy:20200525081707j:plain

なんだかそれっぽくなってきました

 

箱の部分の完成

これで箱の部分は完成です。

f:id:kirinjiboy:20200505194928j:plain
f:id:kirinjiboy:20200527080918j:plain
こんな感じになりました

 

蓋の製作

蓋を作ります。

デザイン的なことはもちろん、埃が入るのを防ぐ為にも下段用の箱には蓋が必要です。

集成材とはいえ木材が反る可能性もあるので、その防止のためにもこのような蓋を作ります。

f:id:kirinjiboy:20200526082559j:plain

左が裏側で、右が表側です

反り止めの木材をねじで止めます。

 

蓋を閉じるパッチン錠をつける

一応蓋を閉じることが出来るように、パッチン錠をつけます。

蓋の金具の正解がいまだにわからないので、これから試行錯誤していこうと思います。

f:id:kirinjiboy:20200525082415j:plain

とりあえずです

 

ブライワックスを塗る

最後に出来ればブライワックスを塗りましょう。

簡単な塗り方はコチラの記事で紹介しています。

ご覧になって下さい。

 

完成

完成です。

収納を増やしたいときには、あらたに箱を作るだけなので、とてもフレキシブルな収納だと思います。

 

 

まとめ

今回は手間も時間もかなりかかました。

とくにかかったのは図面ですかね。

少ないヒントを頼りに作る図面にはかなり時間がかかりました。

ただ、そのぶん満足のいく作品を作ることが出来ました。