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ソトとナカのモノやコト

WATCOオイルの基本的な塗り方。ナチュラルカラーで構造用合板・針葉樹合板をウェット研磨します。

 

最近、針葉樹合板を使ったDIYに凝っています。

針葉樹合板は、またの名を構造用合板と言ったりもしますが、低価格ながらキレイな木目が特徴の木材です。

 

ただ、デメリットもあります。

それは、表面処理がされていないということ。

そもそもが、壁や床の下地として使われる木材ですから加工の必要性がない訳です。

 

例えば2×4材などはそのままでのスベスベですが、この合板は普通にザラザラです。

素手で触ると棘が刺さる場合も。

スベスベにするためには、ヤスリがけはもちろんですが、オイルを塗るのを忘れてはいけません。

オイルを塗るのと塗らないのではスベスベ感が全然違います。

 

そこでおススメなのが、WATCOオイルです。

WATCOオイルの画像

こちらがWATCOオイルです

このオイルを使った、ウェット研磨という方法でヤスリがけをすると、とてもスベスベになります。 

実際にウェット研磨をしたので、紹介したいと思います。 

 

 

はじめに

WATCOオイルは、様々な木工用塗料を展開する、北三株式会社が展開する商品です

植物油がベースの木材用オイルで、カラーは8種類あり、そのカラー自体もブレンドすることが出来るので、お好みのカラーのオイルを作ることも出来ます。

そして、そのオイルを使った特殊な研磨方法が、ウェット研磨と呼ばれるものです。

ウェット研磨とは、木材にオイルを塗り、その塗料が乾かないうちにヤスリがけをする方法です。

オイルで濡れたままヤスリがけをすると、木屑とオイルが混ざってパテのようになります。

そのパテが木の表面に刷り込まれることで、滑らかに仕上がるという方法です。

今回は、ナチュラルカラーを使用します。

 

ちなみに、ニオイは結構します。

そんなに嫌なニオイじゃありませんが、木材から2~3日ニオイはするので、注意が必要です。

 

 

必要な道具

WATCOオイル

様々な色がありますが、あまり雰囲気を変えたくないのであれば、ナチュラルをおススメします。

 

 

ウェス

オイルを塗るのに使います。

本来は刷毛を使うべきですが、刷毛は使った後の処理が大変なので、紙製のウェスで塗った方が楽です。

ただ、広い面積を塗るときには刷毛の方が楽なので、そのような時は百均等で使い捨てするのもアリかもしれません。

 

 

サンドペーパー

120番と240番と400番を使用します。

集成材等の、表面がスベスベしている木材なら240、400番のみで良いです。

針葉樹合板・構造用合板は表面が粗いので、まず120番でヤスリがけする必要があります。

 

 

WATCOオイルの塗り方、ウェット研磨の方法

まずはヤスリがけ

それでは、実際にウェット研磨していきたいと思います。

今回ウェット研磨するのは、ソーホースブラケットでDIYしたコチラのスツール。

スツールの画像

ソーホースブラケットという金具で作ったスツールです

作り方はコチラの記事で紹介しているので、よろしければご覧になって下さい。

 

このスツールの座面をウェット研磨していきます。 

まずは下処理として、乾いた状態でヤスリがけです。

スツールの画像

結構ツルツルです

240番でヤスリがけをしました。

これだけでもそれなりにツルツルですが、ここからオイルを塗って磨いていきます。

 

オイルを塗る

それではオイルを塗っていきたいと思います。

WATCOオイルの画像
WATCOオイルの画像
こんな感じでウェスに染み込ませます

全面たっぷり塗っていきます。

横のフチも忘れずに。

スツールの画像

乾くと色も落ち着きます

 

乾かないうちにヤスリがけ

オイルを塗ってからすぐにヤスリがけをします。

WATCOオイルの画像

パテのようになった木屑が刷り込まれていきます

どんどんスベスベになっていくのがわかります。

ここが大事なので頑張って何度もヤスリがけをして下さい。

 

乾かして完成

ヤスリがけが終わったらウェスで乾拭きしてください。

余分なオイルをふき取ります。

その後は、24時間乾かします。

完全に乾いたら完成です。

スツールの画像

こんな感じで完成です

スベスベになるのはもちろん、木目が奇麗に出てくるのが特徴です。

 

 

まとめ

ハッキリいって、オイルを塗るのは結構手間です。

今回ぐらいならすぐ終わりますが、範囲が増えるととても大変です。

ですが、塗ると塗らないでは出来栄えにとても差が出るので、おススメします。